現在イ・ボヨン主演の「神様がくれた14日間」を見ています。
現地では竜頭蛇尾との評価というこちらのドラマ。
全16話で12話まで見たのでもう終盤ではありますが、まだまだ面白いですね。
※軽いネタバレ表現ありです。
ざっくりというと娘を誘拐の末に殺された母親が、14日前にタイムスリップして運命を変えていくというものですが。
当たり前だけど、同じように娘は誘拐されてしまうわけですね・・・。
以前は誘拐発覚時にTVの収録スタジオにいたスヒョン(イ・ボヨン)ですが、今回は精神病院にいるという。
このタイミングで凄い場所にいたものだなと。笑
スヒョンはゴタゴタの行き違いから指名手配されてしまったんですよね。
だから旦那がとりあえず逮捕をされないため、そして自分も脅迫されており妻の安全のために精神病院に隔離させるという強硬手段をとったわけですが。
スヒョンは運命を変えるために、娘のセッピョルが事件当時に着ていた服を処分していた。
でも事件当日、精神病院にやってきたセッピョルが、そのときと同じ服装をしていてパニックに。
セッピョルの服を脱がそうとするものだから、セッピョルもびっくりしちゃうし、病院の職員に隔離されちゃうし。
鎮静剤から目覚めたら(?)ちょうどセッピョルの誘拐が発覚した時間帯。
娘が危ないと急いでテレビを見て、娘が誘拐されたと動揺する姿は、そりゃあ精神に異常があるようにしか見えないよな・・・。
まあ、娘が誘拐されたあとに病院から出してもらうことはできたわけですが。
なんかここらへんのやりとりは、かつて見た映画の「消された女」を思い出しましたね。
消された女の舞台は精神病院で、韓国の闇に触れた映画でした。
そのときに何が問題だったのか、ちょっと調べてみたのですが。
かつて韓国は保護者2人の希望、あるいは保護者1人と医師の診断があれば本人に異常がなくても精神病院に隔離できるとか言っていたかな?
病院としても患者を受け入れたら国からお金がもらえるので、親族の希望があれば簡単に精神病院に入れることができるという・・・。
もちろんすべての精神病院がそういうわけではなく、悪徳なところだけだとは思いますが。
だから例えば遺産相続とかで揉め事があれば、相手を精神病院に隔離させて自分が遺産を全額ゲットみたいなこともできてしまったわけです。
そしてそういう監禁事件がたくさん起きていたというから恐ろしいものです。
今回のスヒョンだって、別に精神に異常があったわけではないですからねー。
それでも夫が希望したから精神病院に隔離されていたわけです。
もっとも、娘が殺されるとか騒いでいたんだろうから、精神異常があると診断されても仕方がないけど。
それにしても拉致同然に病院職員に連れていかれたわけだからな・・・。
神様がくれた14日間ではそこらへんの問題提起がされたわけではなく、さらっとしたものでしたが。
そんなに簡単に隔離されてしまうとは恐ろしいものですな・・・。
スヒョンも「ここから出して!」って病院ではなく、夫に頼み込んでいたし。
僕らの感覚だと病院の人に頼むのが自然だよな。
ドラマの方はセッピョルがかわいいですね!
セッピョルっていう名前もかわいいわ。
演技も普通にうまいもんなー。
これからセッピョルが危険な目にあうのかと思うと、見るのがつらいところもありますな。