17年に韓国で公開された映画「沈黙、愛」を見ました。
主演はチェ・ミンシク。
娘が婚約者殺害の容疑者になってしまい、娘の容疑を晴らそうとするエピソードですね。
良い作品だとは思いますが、僕が感情移入できるタイプのものではなかったかな。
ネタバレありの感想を書いていきます。
容疑者は実業家の娘とはいえ、お嬢様タイプではなくやや荒れた生活を送っていたようですが。
まあ、金持ちのお父さんが甘やかして育てたのでしょう。
娘と婚約者は元々折り合いが悪く、婚約者のセックステープ流出が期に揉めてしまったようですねー。
実業家の父は娘の無実を晴らす、というよりは揉み消そうとするような行動を取っていました。
検事や証人の買収を計画し、さらには部下に「自分がやった」と嘘の証言もさせていました。
かなり乱暴な振る舞いを見せ、いかにも怪しい雰囲気で、事件の担当検事や娘の弁護士にまで怪しまれる始末。
裁判に証拠の映像を持ってきた証人を拉致して、証拠を奪うという行為も・・・。
で、隠し持っていた証拠映像には父が婚約者を殺していた映像が映っていたという。
そして娘の無罪が証明され、父が逮捕されてしまったわけですが。
しかし、実際には本当に娘が殺していたようです。
父はタイで事件現場を完全に再現した嘘の証拠映像を作成。
拉致された証人とも繋がっていたわけですねー。
実業家の父も日頃から褒められた評判の男ではなかったのでしょう。
そんな自分が横暴な態度を取れば検事も自分を疑ってくれる。
計画通り嘘の証拠映像を信じさせることに成功し、娘の罪をかぶったわけですね。
いい作品だったけど、僕は感情移入できなかったかなー。
娘というのが少女だったら違っただろうけど。
まあでも、いかにもな父が本当はすべて娘のために行動していたというのがね。
良くも悪くも父の愛ですね。
酔っていて何も覚えていないと泣きながら訴えていた娘ですが、あれは嘘ではなく本当だったのかな?
まあ、あれが演技だったら凄いけど・・・。
裁判の後に父がしてくれたことの真実を知り本物の涙を見せるわけですね。
まあでも、良い作品でしたね!
どんなに出来の悪い子でも、子供はかわいいってヤツですか。
ただ僕には感情移入できなかったかな。