18年のJTBCヒットドラマ「ミスティ~愛の真実~」のメインテーマ1つに。
主人公コ・ヘランが容疑者になったケビン・リー事件の真犯人は誰か?ということがあります。
公式の容疑者としてはヘランのほかに妻のウンジュ、不倫相手のジウォンがあげられています。
今回は真犯人のネタバレです。
容疑者でもある妻ウンジュの適当な証言により、誤認逮捕されたヘラン。
その後、政治的な圧力をかけられ起訴され裁判にまで持ち込まれたわけですが・・・。
無事に無罪となった一方で、ここから真犯人が本格的に浮上。
それが旦那であり弁護士でもあるカン・テウクですね・・・。
そして彼こそ真犯人だったわけです。
2度目の視聴をしたときにいくつか伏線的なものも目に留まりました。
大きく印象的だったシーンが2つ。
1つ目がヘランからミョンウとの過去を聞いたシーンでの涙。
これって嫉妬からくるものかと思ったらそうじゃなかったんですね。
自分を信じてくれずミョンウが殺人を犯してしまったとヘランから聞き、自分も同じことをしてしまったという涙。
なぜヘランを信じることができなかったのか、同じ理由で妻を苦しめることになるという自責の念ですな。
そしてもう1つが嘘の証言者が現れたシーンですね!
これも意外な証言をしてきたので弁護士として焦っているのかと思ったら、そうではなかった。
ケビンを殺したのは男だったという、これまでに出てこなかった事実を現す証言でしたからね。
改めて見るとめちゃくちゃ動揺していたわ。
まあ、そのあとにヘランが現場にいたという証言を聞き、嘘だと気が付き復活。
かっこよく証言の矛盾を突き、ヘランを無罪に導きました。
ここは改めて見るとよくできた演出でしたね。
一方で肝心のケビン殺しの真相に関してはお粗末な展開で・・・。
揉み合って壁に打ち付けたらケビンは死亡。
その後、死ぬ気で車を暴走させ衝突事故を起こしたテウクは軽症(ほぼ無傷)。
一般人がトップアスリートと揉み合って壁に打ち付けたというだけで、トップアスリートが死亡ですからねー。
逆にトップアスリートが一般人を打ち付けたところで、そう簡単には死なないでしょうに。
あと、そもそもなんでこの2人がこの場所で揉めていたのかも謎。
ケビンはジウォンからの電話を受け出かけたわけですが、その電話の内容は明らかにならず。
偶然ケビンを見かけた(?)テウクがケビンに接触し、言い合いにあっているわけですが。
なんだかよくわからない展開でしたね。
ミスティはストーリー的にはお粗末なんですけど、演技、演出が良かった。
だからこそヒット作として名作に数えられているわけで。
竜頭蛇尾とは言われるけど、もっとひどく駄作扱いされてもおかしくない結末だもんな・・・。
あのテウクが犯人というのも残念ではあるのですが、2度目の視聴で見えてくるところもあり、それはそれで良かったかな。
テウクのヘランへの愛が自分の犯行を隠すための嘘ではなく、本当の愛だったというのも良かった。
ただストーリーはお粗末かな。
それは2度目の視聴でより強く感じた。(好きなドラマであることに変わりはないけど)