韓国の「マリオネット 私が殺された日」という映画を見て気になったのが。
マリオネット事件というのは実在の事件なのかということです。
冒頭に「この作品は実話をもとにしたフィクションです」という説明がありました。
どこまでが実話でどこまでがフィクションなのかということですね。
「マリオネット事件」というのは、女子高生の集団暴行事件です。
お金儲けのために動画を撮影し、それがネット上でばら撒かれたというわけですね。
女性を縛って自由を奪う様子からマリオネット事件と言われているのだと思います。
実際の性犯罪を映画化したのであれば、かなりのインパクトがある作品になります。
しかも今回のマリオネット事件が実在のものであれば、どこかに動画が残っていることになります。
そんなものを映画化したら元の動画が気になるのは当然のことですからねー。
セカンドレイプもいいところだし、さすがにそんなものをモチーフにした映画は作れないと感じたのですが・・・。
まず映画のウィキページ(韓国語)には実在の事件という記載はありません。
韓国の記事もいくつか見てみましたが、それが実在の事件であると触れてはありませんでした。
(当然、翻訳機能で読んでいるので詳しくはわからないけど)
ただ映画に登場したポルノサイトは実名であったようです。
実際にそのサイトが問題になったようですね。
「マリオネット事件」というものはなくても、そのサイトを通じてその手の動画が取引されていたということでしょうね。
で、SNSにより個人が特定されたりして、大きな問題になったこともあったのかもしれません。
(主演女優のイ・ユヨン)
ですから、やはりマリオネット事件というのは有名事件ではなく、架空の事件っぽいですね。
まあ、そりゃあそうだよな・・・。
それでも韓国では似たような出来事が問題になったということでしょう。
で主犯格が少年だから大した罪にも問われないという、日本でも同じようなことはあるわけですが。
それこそ画像や動画流出の有名事件というのも、国ではなく学校単位ぐらいであればいくらでもある出来事でしょうし・・・。
その被害者が10年後にひょんなことから、それをネタに脅迫を受けることがあっても不思議ではありません。
映画のラストはやや拍子抜け感もありましたが、それくらいがちょうどいいテーマなのかもしれませんね。
いまの時代、もっと話題になりそうなテーマでした。