芦田愛菜ちゃんの出世作で知られる「Mother」の韓国版を見ています。
原作である日本のドラマは見ていないので比較はできませんが。
面白い面白くない以前に、見るのがしんどくてリタイアを考えた作品です。
序盤は本当にしんどかった。
たぶん日本版はここまでしんどくはないんですよ。(Huluでササっと見た感じだと)
韓国版のなにがきついってソン・ソック演じる虐待男のシーンです。
初めて見る俳優さんで僕の中で色がついていないから余計にきついですね。
ちなみに日本だと綾野剛さんが演じているようですね。
ボイスの韓国版を見るのがしんどいという人の気持ちがわかりましたね!
日本のドラマだといかにもドラマ的というか、演出がどこかアニメっぽく作り物感もあるんですけど。
その点、韓国のドラマは妙にリアリティがあるからきつい・・・。
そういうリアリティのあるキャラや演出が、サスペンス・ミステリー系のドラマを見るぶんには素晴らしく良いのですが。
この虐待男と実母のシーンはきつかったな。
この幸せそうな3人のショットはすげー違和感があるな。笑
見るのを辞めようかと迷い、日本版のウィキペディアであらすじを見たところ。
主人公が虐待されている女の子を誘拐して母親代わりになるという設定にひかれたので見続けることにしたのですが。
(あと主人公のイ・ボヨンが美人だったから)
序盤を乗り切って中盤の山も乗り越えたから、いくぶんか気も楽に見られますね。
虐待男のソラクですが、自身も母から虐待を受けていたようで。
うるさい、汚い、泣くなと母に言われ続け、結局お母さんは育児を苦にしながら自死してしまい。
お母さんが死んだことで自分の行いを後悔するとともに・・・。
自らも虐待マシーンになってしまったわけですね。
自分も虐待を受けていたことから、子供を愛していないシングルマザーを見つけるのも上手なんでしょう。
うまいことを母親に近づいて・・・。
そのうえで母親に愛されていない子供を虐待することに快楽を覚えているようですね。
自分が母に言われたように、うるさい、汚い、泣くといった子供の行動から虐待。
子供を失って(ソラクに殺され)悲しむ母親を見るのが快感というとんでもない思考の持ち主でした。
ソラクは子供の頃の自分に照らし合わせて虐待をしているわけですが
育児を苦にしていた母を失ったことから、うるさい、汚い、泣く子供を許せないみたいな?
言葉にするのが難しいけど、過去の自分に縛られているわけですね。
いくらか同情の余地があるように思えて、結局は同情に値しないような男でした。
本当に彼のシーンは見るのがつらかったですね。
ちなみにウィキペディアを見る限りだと日本版とは彼の結末が違うようです。
まだドラマは最後まで見ておらず、これから終盤を見るんですけど引き込まれる作品ですね。
ただソラクのシーンはきつい・・・。
まあ、それが逆に良い俳優さんということなんですけどねー。
ていうか、ソラクとか関係なしに子供がかわいそうな場面が多くてつらい。
もう、さっさと警察に捕まった方が楽になるんじゃないかと・・・。
僕はどうしても母親というよりは子供の視点から見ちゃうので、余計に辛いですね。
母親視点で見たらまた違った印象なのでしょう。
これから終盤の展開も楽しみであり、見るのがつらい気もしますね。