オー・マイ・クムビで主演のクムビを演じたホ・ジョンウン。
僕は子役が良いドラマは満足度が上がると思っていますが、オー・マイ・クムビも良かったですね。
重たい病気の子供を演じたホ・ジョンウンです。
※ネタバレ表現あり
病気の子供が主人公というと、ちょっと見るのがしんどそうな印象だったんですけど。
実際に見てみるとそうでもなかったので、その点は見やすかった。
まあ、親の苦しみみたいなものはあっても、ホ・ジョンウンが苦しむ(痛がる)ようなシーンはほぼなかったですから。
子供の姿を見て周囲の大人たちが変わっていく様子は、結婚契約のシン・リナちゃんを彷彿させましたね。
結婚契約のシン・リナちゃんのような愛くるしさとは違い、もう少ししっかりとした子供という感じですね。(年齢的にも上だし)
オー・マイ・クムビはとにかく脚本が少し物足りないドラマだった。
でもクムビ関係で物足りないところは特になかったなか?
しいて言えば実父のくだりですが、それはクムビというよりお母さんの問題な気もするし。
登場人物の過去のエピソードが弱いというイメージを受けました。
クムビ関係で言えば伏線と思った部分が、なんでもなかったところが残念だったかな。
例えばフィチョルの「お前が呼べば1時間以内に駆け付ける!」とか言うやつ。
伏線にしか思えないんですけど、なんでもなかったからなー。
あとはフィチョルがプレゼントした靴も、終盤でスポットが当たれば良かったと思ったんですけど・・・。
あと「ブサイクのくせに」ってやつね。笑
子供にブサイク、ブサイク言うのが酷いなーという印象もあったけど。
ブサイクという言葉に特に意味はなくてフィチョルの口癖なんでしょうけど。
クムビが真似してあちこちで「ブサイクのくせに」っていうのはかわいいんだけど。
あれも言葉のインパクトのわりに、伏線的には弱い気がする。
オー・マイ・クムビの話になると、脚本の不満ばっかりになるんですけどねー。
良いドラマは良いドラマなんですよね。
主要人物のキャラも好きだし。
テーマとキャラ的に好きだけど、脚本が物足りないという意味では、僕の中で台湾ドラマの「悪との距離」の域は超えないかな。
ホ・ジョンウンも良い演技をしてくれるだけに、もったいない。
涙の演技と病気の演技は特に良かったな。
KBS演技大賞で青少年演技賞、オ・ジホとベストカップル賞も受賞しています。
実際に評判も良かったみたいですしね。
ドラマの方は「恋のゴールドメダル」「青い海の伝説」と開始日から最終回までガッチガチにかぶってしまうという不運・・・。
競合が弱ければもっと話題になったドラマかもしれませんね。
でも3作品の中で最も評価が高いであろう恋のゴールドメダルには視聴率で勝っているんですね。
競合2作品の中では唯一2話で視聴率が上昇。
それでもその後も大きな伸びはなく最終回を迎えておりますが。
本当に脚本が惜しいんだよなー。
未来のクムビ役、パク・ガラムと。
最終回の落としどころは良かったですね。
だから見終わった印象は良いドラマなんだよな。
ホ・ジョンウンも良い演技をしてくれましたしね。
十分、僕の期待に応えてくれました。
ちなみに20年で13歳になるホ・ジョンウンですが、現在中学生になっています。
ずいぶんと成長した印象。
中学生になり環境が変われば子役活動に変化も生まれるかもしれませんね。
とりあえずドラマ出演は1年前「アスダル年代記」が最後です。
主演も務めた実力派子役ですし、またドラマで活躍する姿も見たいですね。