カンテレで放送中のドラマ「そして、ユリコは一人になった」。
前回はユリコ様伝説と事件の犯人について話しましたが。

その後のエピローグも良かったので、そちらの原作ネタバレです。

5話終了時点で残っているユリコ様候補は主演格の百合子と現ユリコ様。
タイトルの「そして、ユリコは一人になった」からして、どちらか1人がいなくなるなるけですが。
でも、いなくなるのは事件の犯人である由利先輩や、黒幕的な存在である高見沢先生の凶行が原因ではありません。




もう1人黒幕的な存在がいて、そいつが現ユリコ様である筒見先輩を屋上から突き落としたようです。
事件の黒幕というよりはドラマ全体の黒幕と言える存在がいるのです。

それが誰かといえば主人公の嶋倉美月(玉城ティナ)です。
僕は原作を読む前にドラマを見て、美月のミステリアスなキャラがイマイチだと思ったんですよね。

ユリコ様伝説というミステリアスな要素があるのに、主人公までミステリアスだから、すべてがミステリアスで。
何もかもが謎めいていてメリハリがない分、わかりにくくストーリーが頭に入ってこない。
しかも僕っ子で百合っぽい雰囲気もあるし、その設定はいるのかと。笑




原作の美月は主人公でもミステリアスなキャラでもなかったですね。
まあ、それでも原作でも主人公っぽい存在だったし、ミステリアスなキャラに変更されているのもわからないではありませんでした。

美月が真の黒幕というのは、彼女の目的はユリコ様を操り学園を支配することが目的だったのです。
そのためにユリコという名前の子と仲良くし、一緒に百合ヶ原高校へ入学、ユリコ様に仕立て上げる。
よく「百合子は僕が守る」なんて言っていますけど、あれは親友のためというよりは自分の目的のためですね。
(本当に百合子のためを思って言っている部分もあると思うけど)




なんで彼女が訳のわからないユリコ様伝説にこだわり、学園の支配をもくろんでいるのかと言うと。
彼女の母親がかつてのユリコ様候補であり、ユリコ様になることができなかった。
だから娘をユリコ様にしたいと願い、育ててきたようです。

娘を自分と同じユリコという名前にすることはできなかったので、ユリコという友達を作らせて友達をユリコ様にする。
で、学園を裏から支配する存在になるよう仕立て上げたわけですね・・・。

お母さんの目的のためにそのような人生を歩み、筒見先輩を突き落とすという犯罪までやらかしたんだからな・・・。
なかなか壮絶な人生です。

ところで高見沢先生が初代ユリコ様だとすると、美月の母親がユリコ様候補というのは年齢的におかしい気もしたんですけど。
原作を読み返したら高校後卒業後すぐに美月が生まれたそうなので、それなら辻褄はあいますね。




で、「そして、ユリコは一人になった」というのは、美月が筒見先輩を突き落として百合子だけが残ったという意味ではありませんでした。
もう1人重要キャラが残っていて、それが白百合の会の岼子美咲さん(柴田杏花)です。

彼女は美月の母親がかつてのユリコ様候補であり、美月の目的にも気が付いていた。
ユリコ様を冒涜したことが許せなかった岼子さんは、美月を薬で眠らせ屋上から突き落として殺してしまいました。

美月の計画により、百合子は美月に依存する生活を送っています。
もともと学園でもいじめられっ子で、美月の存在だけが心の支えだったような子ですからね。
一連の事件は由利先輩の犯行だということを美月が明かしたので、学園のみんなが呪いではないことを知っています。
だからまた百合子へのいじめが再発するかもしれません。




それでも美月が死んでしまったので、百合子は1人ぼっちで過ごさなければいけないというわけですね。
「そして、ユリコは一人になった」というのは美月を失ったという意味で、百合子にとってとても悲しいラストとなっています。
そして殺された美月も最後まで百合子のことを心配して、壮絶な人生に幕を下ろしていました。

僕はこのラストがなかなか秀逸だなと思いました。
ただこれは最終章ではなくエピローグのことなので、ここまでドラマでやるのかは不明なんですよね。
高見沢先生が黒幕でした、で終わる可能性もあるのかもしれない・・・。




でもそれだと美月があのミステリアスキャラである意味がなくなると思うんですよね。
ぜひともエピローグもドラマでやってもらいたいですね!

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