BSテレ東の土曜ドラマ「W県警の悲劇」の第7話の原作を読みました。
次回7話は床嶋佳子さん演じる禁忌の女、滝沢純江のエピソードですね。
今回は原作からネタバレです。
禁忌というのは、してはいけないことという意味ですが。
今回の禁忌には宗教的なタブーも込められているようですね。
純江はカトリックの神父である自分の父を殺したと自首したということで。
ちなみに原作では純江の顔見知りである神父が父を殺してしまったというエピソードでした。
ドラマでは純江本人が殺したことになっていますが、ドラマ的にはそっちの方が良さそうですね。
あと、たしか松永警視と同期という設定だったと思うけど、介護殺人というテーマなので芦名星さんより年上の方がリアリティもあるかもしれませんね。
簡単にあらすじを言うと、純江が介護殺人の自首をするも、検視による死亡推定時刻にはアリバイがあると。
だから2人の助祭のうち、どちらかの殺人を庇っているのではないかという疑惑が出るわけですね。
こちらの若い方の助祭、畠山のアリバイが怪しかったのですが・・・。
彼は教会の留守番を任されていたのに恋人に会いに行っていたと。
なんでも聖職者は禁欲の誓いを立てるので、彼に恋人がいることは問題だったようです。
さらに同性愛者だったという・・・。(同性愛もタブーらしい)
だから彼はアリバイがあるのに、立場的に嘘をついていてアリバイが不透明だったようですね。
もう1人の助祭にもアリバイがあったので、純江が誰かを庇っているという可能性が薄くなっていくわけですが。
結局、純江が庇っていたのは、本当は自死だったお父さんだったようです。
介護で娘に大きな迷惑をかけることが苦になり自死を決断したお父さん。
しかしカトリックでは自死は大きな罪なので、尊敬する父を庇って自分が殺したと嘘をついていたようですね。
今回も大どんでん返しというわけではなさそうです。
まあ、第一容疑者(?)が同性愛者とはインパクトがあるかもしれませんが・・・。
ついに松永警視も警視正に昇進するようですし、彼女のエピソードも多いのかもしれません。