夏、19歳の肖像のネタバレあり感想。ヤン・ツァイユーが石原さとみ似

17年に中国で公開された映画「夏、19歳の肖像」を見ました。
主演はファン・ズータオで、過去にEXOという韓国のアイドルグループで日本デビューしているようですね。

簡単なネタバレありきの感想です。

原作は島田荘司の同名の小説ということで。
サスペンスというよりは青春、恋愛系の印象が強かったかな?

けっこう面白い作品でした。

バイク事故での入院中に、窓から見えた美女に恋をした主人公カン。
そこで家族喧嘩の末、父を殺してしまった女の子の姿を目撃してしまったわけですね。




最初はそんなに美女か?と思ったけど美女でしたね。
石原さとみ系の美人さんでした。

良いところのお嬢様だったようですがストーキングの末、彼女の務めるリサーチ会社でバイトをすることに。
ここで彼女と仲良くなることに成功し、駆け落ち状態で関係を深めるという夢のようなお話でした。




ただまあ、彼女は殺人者。
しかも、家出状態ということもあり母が用心棒に捜索を指示。

それに加えてすべてを知るという謎の人物から脅迫メッセージを受けるなど、カンを悩ませていたわけですね。
そこがサスペンスの要素なのですが。

カンをストーカーしながらメッセージを送っていた脅迫者の正体は友人2人。
カンのことが好きだったという女の子が、こっそりとスマホに監視アプリをインストール。
カンが病室で使用していた望遠鏡に細工をして、カンが覗いていた女の子の存在も知っていたというね。




親友の男の子も彼女に協力していたようですが。
ストーカー女も怖いですな・・・。
まあ、主人公もストーカーどころか自宅に不法侵入していたけど。

そして、父を殺した女の子ですが。
まあ、本当は殺していないんだろう感はありましたよね。
実際にあれは病に倒れただけで、父を刺していたわけではないと。





さらに、そもそもあれはお父さんではないという展開もありました。
実の父が負債を抱えており、母がお金持ちの愛人になるように仕組んだことだったかな?

お金のために母と一緒に愛人と暮らし、普通の恋愛のできない寂しい思いをしていたようですね。
だから主人公と駆け落ちのようなことをしていたという。

ストーカー女に「人を愛せない辛さがわかるか?」と説いていたのは、そういう事情があったのか。

それにしてもなんで彼女を探していた護衛の人たちは、あんなに乱暴だったんだろうな。
裏社会に足を突っ込んでいるわけではないんでしょうし。
原作は日本だけど、原作の小説もあんな感じだったのかな?




サスペンス的な面白さが特別あったわけではないけど、楽しめた作品でした。
父の死体の隠し場所(と思われた場所)に赤ちゃんの標本が出てきたのもびっくりでしたね。


主人公は10年後の姿の方がかっこよかったな。
19歳のエピソードなので、ああいう髪型も仕方ないか。

退屈なこともなかったし楽しめた映画ですね。
まあ、真相が明らかになるシーンがあっさりとした印象はありましたけど。
エピソード自体はけっこう面白かったです。

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