17年に中国・香港で公開された映画「ザ・ビッグコール 史上最強の詐欺師たち」を見ました。
振り込め詐欺グループと、そこに潜入捜査する警察官のエピソードですね。
ネタバレありの感想です。
振り込め詐欺というある意味、身近なテーマでしたが。
ああいう感じで組織化されて行われているのかと思うと怖いですねー。
けっこう楽しみながら見ることができた映画でした。
まあでも、ストーリー的には特別変わったこともなかったかなー。
史上最強の詐欺師感もなかったですしね。
↓潜入捜査官が美人でした。
まあでも、この潜入捜査官が絶体絶命のピンチになるのかと思ったら、そうでもなかったですからね。
確かにスパイを怪しまれてピンチになる場面はありましたが・・・。
エロオヤジをKOしたときにスマホを見て別組織のスパイということを知ったので、そいつを売って自分の疑惑をうやむやにしてセーフ。
組織の女性リーダーと良い関係を築いていたこともあり、深く追及されませんでした。
その女性リーダーも恋人である組織のリーダーとの関係がうまくいっておらず・・・。
人を疑って真実を追求することが怖かったんでしょうね。
その後も潜入捜査官を疑いながらも放置していました。
↑女性リーダー。
彼女も恋人が自分を詐欺のコマにしか思っておらず、捨てられることを察知していたようで。
痴話げんかをしているうちに警察が突入。
激しい銃撃戦でリーダーは死に、自分だけが逮捕。
最後もなんだかかわいそうでしたね。
恋人は思い出の地に部屋を買っているから一緒に住もうと最後まで話していたのですが。
捜査に協力する代わりにと、警察に部屋に連れて行ってもらうと、やはりそれも嘘で・・・。
ずっと恋人を思い続けて詐欺をやっていた彼女の人生はなんだったんだというね。
まあ、自業自得ではあるので、感情移入ができるかと言えば、それも違うんですけど。
ちょっと彼女の心理がわかりにくかったというのもあるな。
そもそもなんで潜入捜査官と良い関係が築けていたのか、いま思い返して気が付いたんですけど。笑
警察の命令で捜査官を組織に送り込んだ詐欺師。
女性リーダーがその詐欺師と連絡が取れなくなったことが、最初にスパイを怪しんだきっかけだったんですよね。
でもそのときに女性捜査官が彼氏に捨てられた女の子を演じたから、自分と重ね合わせて感情移入したんでしょうね。
同じ境遇だと思ったからこそ、スパイを追求せずに信じたかったということかな?
まあ、わかりにくい点はあったし、ラストも思ったほど盛り上がらなかった印象はあるけど。
楽しめたのは楽しめましたね。
映画よりもドラマとかでもっと心理描写をした方が盛り上がったかな。
ちょっと僕にはわかりにくい点があった作品でした。