日テレの土曜ドラマ「35歳の少女」の第4話を見ました。
前回3話の感想で、1話完結には限界があるという印象を持ったのですが。
今回4話も同じように、1話完結では限界があるなという印象・・・。
なんか、最後の結人くんの自分語りが唐突な印象を受けてしまった。
あのエピソードは1話を丸々使ってもいいぐらいだと思うんですけどね。
1話の結人くんは教師を辞めたことで、心の中に何かを抱えていそうな雰囲気でしたけど。
2話、3話でそういう印象が薄れちゃったからな。
行き当たりばったりで生活しているのかと思ったら、意外と普通に生きている感じだったから。
せめて、もう少し結人が現在の生活に葛藤しているようなシーンがあっても良かったかもな。
留守電入れまくって、望美の身を案じているのかと思ったら・・・。
よっぽど自分語りがしたいみたいな印象になっちゃったぞw
そして今回のメインだった、望美の反抗期とそれに伴う母の想いですが。
前回も思ったけど、やっぱりお母さんの回想シーンは欲しいよな。
もっと早くに、望美をマッサージしながら物思いにふけるシーンがあって良かったと思う。
例えば橋本愛さんに反抗期の女子高生役をやらせて、その後に柴咲コウさんをマッサージしながら涙。
という回想シーンがあれば望美の反抗期を見ることはないと思っていたという、複雑な母親の心境もより描けると思うんですよね。
回想シーンの前振りなしでいきなり母の思いを語られても、ちょっとインパクトが弱いかな。
そして愛美はいま反抗期みたいなキャラですけど・・・。
愛美のことも気にかけているような描写があってもいいと思うな。
愛美も愛美でなんだかなーという・・・。
愛美のキャラはあれでいいとしても、橋本愛さんが若いんだよな。
あのキャラで橋本愛さんをキャスティングするなら、実年齢ぐらいの設定でもいいと思うけどな。
それだと仕事がバリバリできる設定が苦しくなるのかな。
僕は実家暮らしの就活生で、母親に反発している妹ぐらいでいいと思うけどな。
でもその設定だとフジテレビ系列の「13」と同じだな・・・。
まあ、僕は柴咲コウさんと橋本愛さんの姉妹設定というのに惹かれて35歳の少女を見ようと思ったわけで。
姉妹のシーンがほとんどないのは残念ですが、愛美はあれで良しとしましょう。(せめて実家暮らしが良かった)
僕が愛美よりも存在意義が気になるのがお父さんです。
僕は35歳の少女は、それぞれのキャラやエピソードをもっと深堀してほしいと思う。
でも1話完結だと時間も限られているし、深堀出来ないのは仕方がないとも思う。
一方で、果たしてお父さんのエピソードは必要なのかとも思う。
お父さんは不倫で別居中ぐらいにしていいと思うけどな。(それも13と一緒になるけど)
再婚先のトラブルまで尺を使うのもなんだかもったいない。
あれをやるぐらいならお母さんの回想シーンに尺を使ってほしいわ。
あの家庭トラブルがこれからドラマでどのような意味を持ってくるのかな?
どうせなら10年ぐらい引きこもっているぐらいのインパクトが欲しかったな。
1年少々では望美みたいに精神年齢と実年齢に大きなギャップがあるわけじゃないし。
また、お父さんが再婚先で夫婦仲が良くて、それなりに幸せそうなのがなんだかね。
いまのところ裏の顔がある悪い親父って感じでもないし、本当にあの再婚先のエピソードは必要なのかな?
必要ないという僕の思いが間違いであったというぐらいの展開になってほしいものですな。
僕は愛美とお父さんのエピソードを少なくして、お母さんと結人くんの深堀をした方がいいと思う。
愛美とお父さんのエピソードの中心に望美が絡んでいればまた印象も違ったでしょうけどね。
望美の関係ないところで話が進んでいる感じだから。
1話完結で時間も限られているドラマだけに、主人公に近いキャラの深堀がされてほしいな。
まあ、僕もこうして不満があれこれ出てくるぐらいには、ドラマを見ているわけです。
好き嫌いが分かれるドラマだとは思うけど、そういう特殊なドラマは良いと思う。