悪の波動の感想。殺人分析班トレミーのスピンオフドラマ

19年にWOWOWで放送されたドラマ「悪の波動」を見ました。
殺人分析班シリーズの登場人物、トレミーのスピンオフドラマですね。

トレミーがどんなヤツかを忘れたので「石の繭」を見直しました。
その後、悪の波動を見るのをすっかり忘れていたのですが改めて見てみました。

※ネタバレ表現あり

・トレミーと吉佳

悪の波動はモデルのSUMIREさんが連ドラ初出演ということで。
ミステリアスな雰囲気で、キャラによく合っていましたね。




一方で「この女の子、絶対に死ぬじゃん・・・」というポジションでもあります。
彼女の死がきかっけでトレミーの中で何かが弾けて、のちの凶行につながる的な。
まあ、そういうことですよね・・・。

・警察を憎むトレミー

石の繭を見直してトレミーが過去の体験から警察を憎んでいるということを思い出しました。
つまりが今回も警察を憎む気持ちが強くなるであろうエピソードだと予想できます。

見終わった感想としては、その警察を憎むという部分がもう少し強く出てもいいかなという気もした。
吉佳が死んだときの感情もわかりにくかったところもある。
吉佳を弔うようなシーンがあっても良かった気もするし、ない方がトレミーっぽい気もするし。




警察を憎む気持ちが強くなったのかといえば、そこもよくわかんなかったもんな。
「やっぱり警察は無能だ」と本人も口癖のように言っていましたが、憎む気持ちが強くなったようには思えなかったかな。
吉佳の死後が意外とあっさりと進んだので、もう少しトレミーの感情表現がほしかったかな。

「水晶の鼓動」では塔子に対して人間的な感情も見せていたトレミーですが。
そこらへんは今回の吉佳につながるものがあったのかな。

悪の波動も殺人分析班シリーズらしく、非現実的なコメディキャラとかいなかったし、そういう面でも見やすいドラマだったかな。
1話30分弱の計5話なので時間的にも短くて見やすい。

僕は石の繭や水晶の鼓動の方が好きだけど、シリーズファンは見ても良いドラマですよね。
でも見た方がいいとまでは思わないかな。
個人的にはトレミーの理解が深まることは特になかった。




ただ、トレミーを美化しているわけではないのでその点は良いですね。
きちんと犯罪者として描かれているし、犯罪の正当化がされているわけでもないし。
結局なんだかわからないというところも、石の繭のトレミーっぽいかも。

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「ボイス」「サイン」「TWO WEEKS」がきっかけで韓国ドラマにハマりました。ジャンルはサスペンス・ミステリーが好き。男らしい男性キャラが好きで、非現実的なアニメっぽい男性キャラが苦手。好きな女優はキム・ヒソン。