先日、SBSの金土ドラマ「アリス」が最終回を迎えました。
主演はキム・ヒソンにチュウォン。
僕はキム・ヒソンが好きなので気にかけていたドラマです。
序盤は視聴率好調だったアリスです。
1話は6.1%スタートで、4話で初の二桁となる10.6%を記録。
ここまでは順調だったのですが、結局は4話が唯一の二桁となっていますね。
その後は視聴率が伸び悩み、最終回も9.1%で終了しています。
ただ伸びることはなかったけど、下がることもなかったですね。
自己最低視聴率が1話というのも、悪い傾向ではありません。
やはり放送前から懸念されたように、SFジャンルというのは敷居が高い感じはありますよね。
序盤は評判も良かったのですが、それでも視聴率が伸びることはなかったわけですし。
複雑な世界観というのも視聴者を遠ざけたポイントでしょう。
ストーリー的にも中盤以降は評価を落としてしまったようですね。
一方でキム・ヒソン、チュウォンを中心とした俳優陣の演技は好評みたいですね。
キム・ヒソンは前作「ナインルーム」に続き1人2役、チュウォンは無感情症を克服していく難しい役。
脇役も含め素晴らしい演技だった一方で、脚本がそれには見合わないという声も。
ナインルームも脚本がイマイチで俳優の好演がもったいないという評価。
アリスもナインルームほど評判がイマイチというわけではないですが、期待には及ばなかったみたいですね。
(まあ、韓国の視聴者は見る目が厳しいですから・・・)
チュウォンは除隊後初のドラマ。
キャラ的にも日本でリメイクされた大ヒットドラマ「グッドドクター」を彷彿させるし、話題性はあったんですけどね。
直接の競合ではないのですが、チャンネルAのドラマで同日放送の「嘘の嘘」が好評だったのも不運だったかもな。
嘘の嘘は口コミで視聴率が伸び、チャンネルA史上最高視聴率を記録。
ラブサスペンスというジャンル的にもアリスより取っつきやすいですからね。
ただアリスの方もSFと聞けば取っつきにくいけど、ヒューマンドラマの側面も。
家族のエピソードでしっかりと大衆受けも狙っているドラマになっています。
視聴率が落ちなかったのも、固定視聴者はがっちりと掴んだということですからね。
ディープなドラマ視聴者には細かい点で気になるところはあったのでしょうが、大衆受けはしていると見ることができます。
キム・ヒソンの出演作だし評判が良かったら見てみようと思ったけど、これくらいの評判ならあえて見ることはないかな。
男主人公が過去作を見たことがあって馴染みの俳優さんだったら、また違ったかもしれないけど。
見たら見たらで面白いんだとは思うけど、なんだかんだSFというのも壁を感じてしまうし・・・。
それにしてもキム・ヒソンは「品位のある彼女」の大ヒットから、ナインルーム、アリスと2作連続で物足りない成果になってしまいましたね。
アリスは決して悪くはないんだけど、品位のある彼女には及ばない。
品位のある彼女はキム・ヒソンとキム・ソナがハマり役なんだよな。
韓ドラを見るようになった初期にこのドラマを見たから、僕はキム・ヒソンに惹かれたわけで。
トップ女優がはまり役を演じたときの魅力はさすがですね。(ドラマとしてはそこまで好きではないのですが・・・)
キム・ヒソンはナインルームもアリスも演技面の評価は高いけど、どちらも若い女性を演じていますからね。
僕は品位のある彼女みたいに、実年齢ぐらいのセレブ役が似合うんじゃないかと思うな。
若くてきれいな女性よりも実年齢に近いカリスマ系の役をやってほしいわ。
今回アリスでアクションシーンもこなしたことだし「ミセスコップ」シーズン3みたいなのやらないかなー。