放送開始1週目が終わり、序盤は好評を得ている様子の「アリス」です。
20年もっともドラマで成功を収めているSBSのドラマですね。
主演はキム・ヒソンとチュウォンというスター2人というのも注目を集めている理由です。
キム・ヒソンは全盛期の90年後半に唯一無二の成功を収めている、韓国芸能史上最大級のスターです。
とはいえ、いまではそんなに数字を持っているわけではないのですが、近年長い低迷期から復活。
全盛期終焉とともに盛んに囁かれた演技面の酷評もなくなっております。
アリスのキム・ヒソンは1人2役ですね。
前作「ナインルーム」でも1人2役をこなし、演技面での高評価を確立していますが。
いまのところは、アリスでも20代から40代の役を完璧に消化。
まあ、ベテラン女優ですし今後も安定した演技を見せてくれるでしょう。
一方のチュウォンは、僕は彼の出演作を見たことがありませんが・・・。
日本ではグッドドクターがリメイクされたので、お馴染みの俳優と言えるかもしれません。
「のだめカンタービレ」のリメイクでも主演をやっていますしね。
今回のチュウォンは先天的な無感情症を患わっているキャラということで。
グッドドクターでも自閉症のキャラを消化するなど、難しい役柄もこなしているチュウォンです。
あんまり評価の高くない「猟奇的な彼女」のドラマ版もチュウォンの好演で体裁が整っております。
あとチュウォンにとっては除隊後初のドラマという話題性もありますしね。
3年ぶりのドラマになりますが、彼は数字を持っている俳優です。
主演2人が演技に定評があり、実際に好演を見せてくれているようですからね。
没入感が主演の演技によって阻害されるような心配はなさそうです。
1話は視聴率6.1%スタートということで、あまり高くなくて気になったのですが。
アリスはSFジャンルになるので、とっつきにくさはあるだろうなと・・・。
SFと言われるとなんとなく敬遠しちゃう人もいると思うし、キム・ヒソンが好きな僕ですら見る予定はないんですけど。
まあ、そういう偏見があるジャンルにして、アリスは決して難しいドラマではないようです。
実際に2話は視聴率9.2%と急上昇しましたしね。
首都圏視聴率は二桁に突入していますし。
それにアリスはヒューマンドラマでもあるわけで、そこに視聴者を引き付ける要素があればね。
これからのストーリー展開も期待できるかもしれません。
役者の好演に加えて、いまのところは脚本も好評のようです。
映像美もあるので大ヒット作になる可能性を秘めていますね!
大ヒットドラマになれば、キム・ヒソンも同世代の中ではトップに返り咲く可能性もあるな。
ハ・ジウォンは以前ほどの勢いがないし、キム・ヒョンジュは来年代表作を共にしたチ・ジニと3度目の共演が話題になるだろうから勢いが増す可能性があるけど。
あと同世代の主演クラスといえば、キム・ヒソンと同じく「品位のある彼女」で第2の全盛期を迎えたキム・ソナとかいますね。
キム・ソナは品位のある彼女の後続作でそれなりに成功を収めていますが、キム・ヒソンは「ナインルーム」の評判がイマイチだったからな。
でも全盛期の実績がずば抜けているだけに、アリスが代表作になるぐらいヒットすればアッパークラスに返り咲くな。
まあ、いまでもアッパークラスの女優でしょうけど、チュウォン世代(僕も)からしたら昔凄かった女優ぐらいの感覚だろうからな。
例えば広末涼子の全盛期がキム・ヒソンと同じ時期だけど、広末涼子がどれくらい凄い人気だったのか、よくわかんないもんな。
それこそ20代はキム・ヒソンの名前は知っている程度かもしれませんね。(僕ら世代でいう宮沢りえみたいなものか)
若い世代からも現在進行形で凄い女優だと認知されるぐらい、アリスで結果を残さないとね。
1話終了時はどうなることかと思ったけど、このまま視聴率を伸ばしてヒット作になってほしいな。
20年SBSのドラマで言えば「ストーブリーグ」が全話平均12、5%なのでこれを超えたら凄いな。
あとは最高視聴率で20%も超えたら大ヒットも大ヒットだ。