飛騨からくり屋敷殺人事件(アニメ)の感想。剣持警部が気の毒なことに

金田一少年の事件簿の「飛騨からくり屋敷殺人事件」のアニメ版を見ました。
こちらも印象的な犯人の最後。

アニメには環ちゃんが登場しませんね。
だから隼人と駆け落ちというラストもありません。
龍之介が逮捕されるのであれば隼人が後継ぎという形になりますな。




今回は実の息子に名家の跡を継がせるために、殺人を犯したということですが。
アニメでは紫乃さんが前妻の幻聴まで聞いていましたからね。
それで殺人事件を起こしてしまったわけですが。

そういえば金田一の犯人にしては珍しく、実質征丸1人しか殺していないんですよね。
共犯の猿彦は柴乃さんが殺したわけではないし。

しかし実の息子は弟に毒を盛り、母にも毒を盛り・・・。
かなり性格がゆがんでおります。




最後もトリック実演のために1度場所を移動したのに、ご丁寧にまた紫乃さんの前に飲み物を出して・・・。
龍之介は警察が来たんだから、もう毒入りの飲み物を捨てればよかったのにね。

まあでも、最後まで息子をかばった母親の愛情。
紫乃さんはいい人だったのに、綾子のせいでめちゃくちゃになってしまいました。
綾子が学生時代に柴乃さんをいじめなければ、こんなことにはならなかったのに。(それか猿彦がまともな男だったら柴乃さんも幸せになれた)

そういえば原作では剣持警部と紫乃さんは10歳ぐらいの差があるので、幼馴染設定は無理があるようですね。
アニメでは1歳差になっているので初恋相手でもおかしなことではなくなっております。




いいように利用されて迷推理で恥をかかされるし、紫乃さんは死んでしまうしで、剣持警部も気の毒でしたね。
推理が間違っているのに気が付きながらも、それを指摘しない金田一。

猿彦死亡後にドヤ顔で仕切っていたのに。
あそこで止めてあげていれば・・・。

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