まぶしくて(韓国ドラマ)のネタバレあり感想。最終回が感動的な名作

19年にJTBCで放送された韓国ドラマ「まぶしくて」を見ました。
見終わった印象はとても良いドラマですね!




まぶしくては僕が見るジャンルのドラマではないのですが。
韓国での評判が良いのと、テーマ的に惹かれるものがあったので見てみました。

そのテーマを話すとネタバレになってしまうのですが・・・。
僕みたいにネタバレを知ることで見る気になる人もいるだろうし、ネタバレを書いてみたいです。

まずジャンル的にはファンタジーロマンスになるのかな?
言うほどロマンスっぽくもないし、ファンタジーとも微妙に違うんですよね。
終盤のヒューマンドラマの側面が強いです。

で、「まぶしくて」のテーマはずばり認知症です。
ファンタジー要素は認知症である主人公キム・ヘジャが見ていた世界の話というものでしたね。
僕はこの認知症を新たな視点で描いたドラマというところに惹かれて見てみました。

主演はキャラと同名の女優キム・ヘジャとハン・ジミンの1人2役。
ハン・ジミンはトップ女優ですが、まぶしくてではドラマにおける比重も少ないですね。
特別出演扱いでもおかしくないぐらいですが、それでもハン・ジミンクラスの女優をキャスティングするだけはあるドラマですね。




キム・ヘジャは70代になっても主演クラスの作品しか受けないという大女優です。
当時78歳という高齢ですが、見事な演技でしたね。
あれだけのセリフを覚えるだけで大変だろうに・・・。
若い頃役のハン・ジミンの演技の面影を残しながら、キャラクターを完璧に消化。


ドラマはややコメディ調に進んでいくのですが、認知症のネタバレがされたラスト2話はリアリティ路線に。
このラスト2話、特に最終回が本当に良かったな。
キム・ヘジャの演技もさらに光った。

キム・ヘジャとハン・ジミンはもちろんですが、ナム・ジュヒョクの演技も良かったんですよね。
一方でハン・ジミンとナム・ジュヒョクのロマンスというのが、個人的にはちょっと入り込めなかったかな。

実年齢で言えば一回りも離れていて、役者としてもハン・ジミンが格上ですからね。
それでキャラ的にはハン・ジミンの方が立場も下だったので、より違和感あったかな。
キム・ヘジャとナム・ジュヒョクは孫ぐらいの年齢差で良いコンビって感じだったけど。




ハン・ジミンもナム・ジュヒョクも個々で見れば良いキャスティングだとは思うのですが、この2人のロマンスとなると違和感かなー。
僕は入り込めなかったぞ。
まあ、もともと見るジャンルのドラマではないというのも、没入度が低かった理由かもしれませんが・・・。

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ロマンスで言えばソン・ホジュンとキム・ガウンが良かったな。
キム・ガウンのツンデレキャラもかわいかったわ。

まあ、このドラマはロマンスよりも最終回ですよ。
本当にラスト2話まで長いネタフリですがw




まぶしくては、キム・ヘジャが亡くなったときに間違いなくスポットが当たるドラマだろうな。
ドラマの最後のメッセージが称賛されていますが、キム・ヘジャが亡くなったらさらに重みを感じるメッセージだと思うし。

また、アン・ネサンとイ・ジョンウンのベテラン脇役陣がラストで輝いていた。
もう少しファンタジー部分で2人にスポットが当たっても良かったかもな。
特にキム・ヘジャとイ・ジョンウンの嫁姑エピソードがもっとあっても良かった。

認知症という病気を上手に描いているかといえば、それは少し違いますけどね。
ファンタジー要素を認知症に絡めたクリエイティブなところは高ポイントですね。
なにより認知症というネガティブに扱われるテーマで、ポジティブな面を出しつつ感動的な作品にしたのは素晴らしいところ。




韓国ドラマを見る人で親や姑が認知症という人は、たくさんいると思うんですよね。
そういう方もまぶしくてを見ると心が温まるものがあると思う。
アン・ネサンとイ・ジョンウン夫婦に注目しながら見ているとラストで泣けると思う。

特にイ・ジョンウンが良かったぞ。
もっとスポットが当たってほしかったな。




終盤までの没入度は高くなかったけど、決して面白くなかったわけではないですし。
なにより最終回が良かったから見終わった印象がとても良い名作です。

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