韓国地上波ドラマが低迷。KBSが放送時間の変更を発表するも効果薄か?

景気の良い話も多い韓国ドラマ界ですが、地上波ドラマが低迷しております。
いま勢いがあるのがケービルテレビのtvNと総合編成チャンネルのJTBCのドラマです。

そして地上波のMBC、SBS、KBS局の中で、もっとも苦しいのがKBSと言われております。
KBSは平日ドラマの放送時間を30分早めて、9時30分からの放送にすると発表しました。
これが視聴率に影響するかといえば、やはり苦しいかな・・・。

KBSといえば4月に放送されていた「おかえり」が地上波ドラマ実質歴代ワースト視聴率0.8%を記録。
現在放送中の「霊魂修繕工」も視聴率1%台と低迷しています。

ここで放送時間を早めたところで良い影響があるかといえば、それも怪しいですからね。
現地でも重要なのは放送時間ではなくコンテンツだとの指摘があります。




SBSの場合は水木ドラマ枠を昨年11月に廃止。
これで月火ドラマ、週末ドラマにより力を入れることができたようです。

その結果20年には「浪漫ドクター キム・サブ2」が最高視聴率27.1%の大ヒット。
野球を扱った「ストーブリーブ」、その後続作「ハイエナ」もヒットしました。


現在月火ドラマ枠で健闘しているグッドキャスティングも、元は水木ドラマ枠で放送予定だったようです。
視聴率だけ見れば移動して正解だったかもしれません。

一方のMBCはSBSのようなヒット作こそないものの、日本の小説が原作の「365」や「その男の記憶法」など視聴率には恵まれなかった名作を生んでいます。
万人受けこそしないものの、評判はよくマニア層を生むドラマを作ることに成功しているわけですね。




KBSは今年に入って視聴率低迷だけでなく、評判の良い名作ドラマを生んでいないですからね。
単純に放送時間を変えたところで、視聴率が伸びるかといえばそうでもないでしょう。

でも「おかえり」は国内では大コケしましたが、人気アイドルが主演で猫になるというテーマは日本ではウケそうな気がするんですよね。
それに人気アイドル主演ドラマの場合は国内で不評でも海外販売で収益が期待できるので、興行的には悪くなかったりするようです。

いっそのこと海外市場を狙う方針の枠があってもいいと思うんですよね。
日本だっていわゆるジャニーズ枠と言われるドラマもあるわけじゃないですか。
韓国でも同じように人気アイドルを起用すれば一定数の固定視聴者やスポンサーを獲得できるだろうし。
なによりジャニーズと違って海外販売ができるから、そこで大きな収益をあげることができますからね。




日本で言えば日テレの日曜ドラマなんて僕との相性は最悪なのですが、話題作をたくさん生んでいるわけですよ。
そういう特定の層を狙うというのも良い戦略ですよね。

おかえりもマニア層を生みそうなテーマだし、僕は評価したいんですけど。
ただウェブドラマならもかく、地上波で放送するにはクオリティも低かったようです。

韓国ドラマは日本ドラマと違って各局の放送時間もかぶっているから、ドラマ視聴者の奪い合いなんですよね。
だからと言って放送時間をずらしてライバルと被らないようにしたら視聴率が伸びるかといえば・・・。


競争作が多いからこそ面白いドラマがたくさん生まれています。
だから、やっぱりコンテンツが良くないと厳しいですよね。
いくら放送時間をずらしても他にも見たいドラマはいっぱいあるから、録画やVOD視聴に時間を使うし、面白くもないドラマを見る余裕はないし。
それなら日本のドラマみたいに、役者目当てで見る視聴者狙いのコンテンツの方が評価は低くても興行的に成功するかもしれない。




なんにしても韓国は非地上波ドラマの勢いが増して地上波ドラマは低迷しているわけですが。
KBSも19年には平日ドラマでヒット作を生んでいるわけですし、また良いコンテンツが生まれることを期待したいですね。

スポンサードリンク